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自宅用のタモの耳付きダイニングテーブル

今、自宅で使っているダイニングテーブルをご紹介します。

一枚板テーブルの脚

ダイニングルームには大きなダイニングテーブルを置く予定で家を設計していたんですが、家が完成した後もそれを作る時間がなかなか取れなくてしばらく在庫品の楕円テーブルを使っていました。

その間もどんなテーブルにするかさんざん悩んでいて「大きな丸テーブルが良いかな。」とか、「やっぱりうちらしくそら豆型かな。」とか…

 

でも去年、付き合いのある材木屋からタモの60ミリ厚の耳付き板を割安で10枚くらい買ってあったので、それを思い切って使っちゃうことにしました。

自分達が使うのにはちょっと贅沢だとは思うのですが、耳付きテーブルをご検討されているお客様にもご覧いただける展示品にもなるからまぁ良いかな、と思ってね。

 

で、ここからは製作風景↓

タモの一枚板の幅は500~600ミリあります。うちの自動鉋は幅600ミリまで削れるのでギリギリ通りました。

テーブルの脚

一枚板の片耳を落として二枚の板を矧ぎ合わせました。これで奥行き1メートル以上の大きな耳付き板になりました。矧ぎ目がわかりにくいように木目に沿って耳を落とし矧いでいるのでパッと見ただけだと一枚板に見えるでしょ。

テーブルの脚

数日置いて接着剤が完全に乾いてから全面を鉋仕上げしています。

テーブルの脚

↑割れているところにはチギリを入れてこれ以上割れが進まないようにします。それから最後にオイルを塗って天板は完成。オイルを塗ると木目が引き立ちますね。

テーブルの脚

工房と自宅はすぐ隣の建物なのですが、天板が思っていた以上に重たくなってしまって、ここまで運び込むのも一苦労でした。

 

製作時間があまり取れなかったので脚はシンプルに太い角脚4本付けて済まそうかな、と思ってたんだけれど、そんなんじゃこの重たい天板を支えきれないと思ったので貫を入れて楔で締め付けるガッチリした脚にデザイン変更。やっぱりこの方が雰囲気も出ますね。


主材:タモ無垢材

仕上:オイルフィニッシュ

サイズ:2100(w)×1030(d)×700(h) 天板厚み=53ミリ