厚木市のI様邸に納めたテレビボードです。I様邸はマンションのお宅ですがマンションの構造上、太い柱があるので室内にどうしてもこのような壁のくぼみ部分ができてしまいます。それを逆に利用してピッタリとはめ込むように家具を設置するととてもすっきりとした空間にすることができます。
本体は4分割の箱の組み合わせでできています。家具の前面を右の壁の出と揃えるように設計しています。テレビボードとしては奥行きが深すぎますので背面にボックスを設け奥行きを稼ぐとともに配線コードを全部そこにしまえるようにしました。これのおかげで見た目にもゴージャス感が増しました。
うちにしては珍しく扉以外すべて突板合板を使用して製作した家具です。お客様はあまりはっきりと木目を出したくなかったようなのでカバ材を選ばれ、それにダークな着色をしてラッカー塗装で仕上げることにしました。真っ白なインテリアにはっきりとしたコントラストのダークな家具でとてもモダンな空間になりました。
素材:カバ無垢材、カバ突板合板
仕上:着色してラッカー塗装
サイズ:2100(w)×625(d)×580(h)