うちでは普段あまりやらないリメイクの事例をご紹介します。
「ダイニングのすぐ横にある洗面台に無垢の扉を付けて見栄えを良くしてほしい。」というご相談がありました。
さっそく、お相談主のM様邸に伺って現調。
M様がこの家をご購入されて工務店から引き渡された時からこの状態だったそうです。
「えっ!扉は?」って感じですよね。しかも側板と壁との間にいや~な隙間があいたままだし…
この洗面台のある場所がダイニングルームでして、ここのすぐ手前に置かれたダイニングテーブルで食事されているようです。
食事中にこの洗面台の配管とかがどうしても目に付いてしまって気になって仕方がなかったそうです。
それで工務店に「前をふさいでくれませんか。」と頼んだそうですが「できない。」と断られてしまったんだそうです。
洗面ボールが側板より前に飛び出しているのでこのまま扉を付けることはできません。
それで工務店もどうしようもなくて「どこか家具屋さんに相談してみては?」と言われたみたいです。
そもそもこの場所にこんな洗面台を取り付けたのが間違いだったと思うんですけどね、工務店さん。
解決策としては洗面台に合わせたアール形状の扉を作って吊るか、それとも側板と天板を前に伸ばして平面の扉を吊るかの2択でした。
結果的に後者の方法を選択しましたが、これで正解だったと思います。(コスト的にもね)
ダイニング側から見たところです。何の違和感もなくすっきりと納まりました。
材種:アメリカンチェリー無垢材
仕上:ウレタンオイル(オリオ2)