次のオーダー家具製作に入る前にどうしても作りたい物がありました。
1月に天国に旅立ったデールの骨壷のことなんですが、火葬場で白い風呂敷に包んでもらったままの状態で祭壇に置いていました。
それがいかにも「骨壷!」って感じがして、しかもデールは大型犬だったので骨壷自体が結構大きかったんです。
インテリアの中でも浮いていてかなり気になる存在だったのですよ。
なので、それをカバーするための木製の骨壷入れを作ってやろうと前々から思っていたんですが、ようやく製作時間が取れました。
デザインはあまり凝らずにシンプルな八角形の茶筒の様な形。
アメリカンチェリーとウォルナットのツートンはデールの毛色からイメージしています。
アメリカンチェリーの蓋は特に丁寧に磨いたので良い艶が出てきました。
妻がバーニングペンで名入れをしてくれました。
名前の上にデールの似顔絵を描き入れようかどうしようか迷っています。
入れたらきっとかわいくなるとは思いますが、安っぽくなるような気もするので未だ検討中です。
それよりも、こうやって頭を撫でてやれるようにすることがこの骨壷ケースを作る目的の一つでもあったのです。
蓋は思わず撫でたくなるような柔らかい形状に削り出し、肌触りもツルッツルに仕上げています。
これから撫でてやる度にもっともっと良い色艶になっていくと思います。