藤沢市のN様邸に栃の一枚板テーブルと定番の組木の椅子4脚を納品してきました。甲板サイズが2200×950ミリで厚みが60ミリもある一枚板なのでメチャメチャ重かったですがN様ご夫妻にも手伝っていただき、なんとか搬入できました。それに駐車場からお庭を通ってこの掃き出し窓からストレートに搬入できたのも好都合でした。
脚を外せるようになっていて脚の付け方を変えるとテーブルにも座卓にもなるデザインです。
まずは座卓にした状態をシュミレーションしてお見せしました。重くてめったなことがない限りやらないだろう、とおっしゃってましたが人が大勢集まるような時はもしかしたらやることもあるかもしれませんから一応ね。
その後、ダイニングテーブルに組み直して所定のスペースに設置。
広いダイニングルームなのでこれくらいの大きなテーブルを置いても全く狭苦しくはありません。ちょうどよいサイズでしたね。
このテーブルの甲板に使った栃の一枚板は栃の割にはおとなしめの木目です。N様はあまりギラギラした杢をお好みでなかったようなのでこの一枚板を選ばれました。
それでもオイルで仕上げたら栃特有の美しい杢がそこそこ浮き上がってきてとても美しい表情を見せてくれました。
この一枚板の端材から作った木製ランチョンマットです。一緒にオーダーいただきました。
天板と同じ板から取っているので当たり前ですが並べてみたらあまりにもなじみすぎてますね。
「組木の椅子」も栃で作りたいところですが、椅子には強度的にあまり向かない材なので同じような色味のハードメープル材で製作しました。
座面にはビニールレザーを使用しました。
画像ではこの迫力がなかなか伝わらないのが残念ですが、存在感のある一枚板テーブルのダイニングセットになりました。
僕が今まで作った数あるテーブルの中でもおそらく最も高価なテーブルになったんじゃないかと思います。高いのは材木の値段なんですけどね。
素材:栃
仕上:オイルフィニッシュ
テーブルサイズ:2200(w)×950(d)×700(h)