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角棒のセンター出し

角棒センター出し

木工旋盤で丸棒を作るときにまず最初にやらないといけないのがセンター出しです。今までケヒキで墨をして交差点にキリでポンチするなどしていたんですが数が多くなると、ま~めんどくさい。しかも微妙にセンターがずれたりすることもあります。

まぁそんなもんだろうと思って諦めていたのですが先日、椅子職人の友人K君がうちの工房に遊びに来た時にセンター出しの方法をちょろっと教えてくれたんです。その時は「ふ~ん。」と思って聞いていただけだったんですが、今回たまたま丸棒を12本作らないといけなかったので試しに実践してみることにしました。

角棒センター出し

昇降盤のサイドテーブルを使う方法です。上の画像で丸鋸刃が付いているシャフトのセンターにピンを指します。シャフトの芯にはもともと浅い穴が開いていたのでそれをドリルでより深く掘ったあとにタップでネジを切りました。で、それに見合ったビスをそこにねじ込んでから頭を取りさります。ここからは危ないので鋸刃を外しましょうね。

角棒センター出し

軸を回転させながらグラインダーで先端をとがらせます。

角棒センター出し

サイドテーブルに合板などをクランプで固定してテーブルを延長し、そこに横ガイドバーを設置して準備完了。超お手軽ですね。昇降盤のサイドテーブルは前後移動、上下移動をこのハンドルでできるので位置の微調整が簡単にできるんです。

角棒センター出し

1回セットしてしまえばあとは同じ作業の繰り返しでチョンチョンと挿すだけ。これなら何十本あっても苦になりませんね。

角棒センター出し

おかげさまでだいぶ時間短縮になりました。K君ありがとう。