たいへん悲しいお知らせをしなくてはなりません。
先週の1月11日(日)、うちの愛犬「デール」が息を引き取りました。11歳と8カ月の一生でした。
昨年11月に股のところに小さなしこりができているのに気づき、気になった妻が病院へ連れて行って検査をしてもらったところ悪性のリンパ腫だと診断されました。
この病気は罹ってしまうともう完治することはないそうで放っておくと4週間で死んでしまうそうです。
デールの場合は進行の遅いタイプのリンパ腫だったようでしばらくは症状が現れませんでした。
ただ、あごの下や後脚の関節のしこりが少しずつ大きくはなっていましたが、「本当に病気なの?」って思うくらい元気だったのです。
宣告を受けてから1カ月間は普段となんら変わるところが無く元気だったんです。
が、12月の中ごろになって様子が急変しました。
今まで大好きだったご飯を食べなくなってしまったんです。
これはかなりショックでした。
それでみるみるやせ細っていって・・・
そこから1カ月間の闘病はデールにとっても僕らにとっても、とても辛い日々でした。
毎日のように動物病院へ通って治療を受けました。
先生も寛解(かんかい)を目指して一生懸命治療してくれましたがその甲斐もなく宣告からわずか2カ月で亡くなってしまいました。
今はその時の苦しかった時の事をあまり思い出したくないので詳しくは述べません。
でも、最後までいっしょにいてやれて看取ってやることも出来たのがなによりです。
デールはもともとは妻の知り合いのドッグトレーナーKさんが経営している「ドッグライフプランナー」のスクール犬でした。
講習会などに連れていってお手本を示すためのデモ犬としてそこに在籍していたそうです。
5歳くらいになって「余生をゆっくり過ごさせてあげたい。」とのことでうちに連れてこられました。
なので僕らはデールの里親というわけなんです。
↑はまだうちに来たばかりの頃の画像です。
クマみたいに変なカットにされていて最初はエアデールテリアに見えませんでした。
エアデールテリアというのは一般的に「大型犬のわりに神経質できつい気性なので飼いにくい犬種」といわれていますが、デールはもともとの性格もあるのでしょうが割と穏やかで、しかもきちんとしつけられていたので聞き分けの良いすごくお利口な犬でした。
うちに来てからは僕らが甘やかしてしまったせいでだんだんとわがままになってしまいましたけどね。
僕に対してはまだしぶしぶ従っていたのですが、妻に対してはライバルか子分くらいにしか思っていないようで自分が気にいらないことをされると文句ばかりいって全然いうことを聞きませんでした。
年に一回ドッグトレーナーのKさんが会いに来てくれると、その時だけはもとのスクールにいた頃のようにすごく優等生な犬に戻りました。
このように相手を見て対応するようなずる賢さを持ち合わせていましたが、そういう所も飼い主にしてみれば可愛い一面なんですよね。
エアデール特有の気難しいところはもちろんありましたが、それらの面も含めてデールはユーモアがあって可愛いらしい犬でした。
家具の納品の時は出来る限り一緒に連れていってやり、それぞれの地で散歩を楽しみました。
あらかじめ納品先の近くにある公園を調べていってそこでいつも遊んできました。
デールのおかげで実にいろんな所に行くことが出来たし、たくさんの人やワンコと触れあうこともできました。
普段は近くの愛川公園や宮ヶ瀬湖に行ってボール遊びもたくさんしました。ボール遊びが本当に大好きでした。
カットはいつも妻が工場でやっていましたがイヤイヤながらもおとなしく良い子にしてくれていました。
それからうちにお越し頂いた犬好きなお客様にもずいぶん可愛がっていただきました。
一緒に過ごしたのはたった6年弱の短い間でしたけど、デールとの思い出は僕らにとっては一生忘れることのできないかけがえのないものになりました。もうデールに代わる犬は2度と現れないでしょう。そう思うと涙があふれてきます。しばらくはペットロス症候群でしょう。
闘病中は「こんな思いはもう2度としたくないから今後絶対に犬は飼わない。」と心に誓っていましたが、「このペットロス感を少しでも埋めるためにまた新しい犬を飼うしかないな。」なんて夫婦で話している今日この頃です。懲りないですね~。
でも、しばらくの間はデールが嫉妬してしまうと思うので他の犬は飼わないつもりでいます。
辛いですが今は仕事だけに集中してデールのことばかりを考えないように努力する日々です。
楽しい思い出をたくさんありがとう!いつかまた天国で会おうね。